ヰゲタ鋼管ニュース

大阪の冷間引抜鋼管メーカー「ヰゲタ鋼管工業株式会社」の最新の情報をお届けしています。

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年末年始の休業期間を利用して本社工場の洗浄場の改修を実施しました。前日に消防署の完了検査を受け許可が下りた為、本日町内の神社の神主さんにお越しいただき竣工式の安全祈願を行いました。


今回の改修では環境に配慮した設備となり、水質汚濁法などの環境法に準拠したものとなります。

新しい設備の稼動とともに新年を迎えるのは気持ちのいいものです。住吉工場でも同様に新設備(水圧試験機)の導入がありましたので、またの機会にご紹介できればと考えています。


消防訓練

年末年始の休業を利用して本社工場では工事を行うため、本社工場の稼動は昨日までとなり消防訓練を実施しました。

消防訓練では、火災を想定した避難訓練と怪我人を搬送する応急救護訓練、消火器を使用した消化訓練を行いました。


非常時に備え年に一度この寒い時期に行います。訓練が終了すると納会になだれ込むのも恒例となっています。

本日で事務所も仕事納めとなります。年始は1月5日からの営業となります。
皆様よいお年をお迎えください。


「大阪マラソン”クリーンUP”作戦」に参加しました。

毎年恒例の大阪市の一斉清掃ボランティア「大阪マラソン”クリーンUP”作戦」に今年も参加しました。ヰゲタ鋼管工業では2006年から参加を続けています。

近隣の公園や大通りをポイ捨てごみを拾い集めながら清掃を行い、今年も相当な量のゴミが集まりました。

毎日通勤で利用する大通りがこんなにタバコの吸殻やペットボトルが捨てられているのかと毎年びっくりします。こうした活動に一人でも多くの人が参加することでポイ捨てのない美しい街になってほしいです。


住吉工場

住吉工場ではUチューブの出荷を控え、総動員で梱包作業に取り掛かっています。
U字管を順番に重ねて発泡スチロールの間仕切りを差込みビニールを被せ木枠での固定と多くの手がかかります。そこで段取りよくチームでの作業を手早くこなしていきます。


梱包作業中は木枠用の木材が並び、木工所のような光景です。

団結力のある住吉工場のチームワークが発揮される工程ですね。


熱処理炉

本社工場には大気炉・光輝炉の2つの熱処理炉があります。工場のなかに巨大なストーブがあるようなものなので(冬は暖かいですが。。)これからの季節の作業は本当に大変です。軟化職場の作業者は汗まみれになりながら作業をすることになります。

基本的に熱処理という工程は「焼きなまし」と言って加工した鋼管の応力の除去が主な目的なのですが、光輝炉で熱処理される鋼管は処理前の黒ずんだ色が、それは見事な白色で炉の出口から青い炎とともに出てきます。


before


after

光輝炉での無酸化熱処理により酸化皮膜がつかないことで、この白い表面肌になるということなんですが、軟化職場の長嶺工長は「自分の腕が良いからきれいな白色になるんや!」と自慢しています。実際見栄えのいい白色になるには、ガスの管理や送り速度の調整など微妙な塩梅があるそうで、やはり誰が作業してもこんなに見事な色になる訳ではないようです。

こうした職人技に支えられてヰゲタ鋼管工業の製品は出荷されていきます。工場見学の機会がありましたら光輝炉出口に注目してみてください。